RQインタビュー一覧

2021/04/20  

あの“レジェンドレースクイーン”桃原美奈が限定で現役復帰「多くの人にレースの魅力を伝えたい」

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 今シーズン、サーキットに登場するレースクイーンに迫る「RQインタビュー」。第2回は全日本スーパーフォーミュラ選手権開幕戦でまさかのレースクイーン復帰となった桃原美奈チャンが登場! 彼女が感じるレースの魅力とは?

RQインタビュー 2021 Vol.2 桃原美奈

Text:Yoshita Tomohiro
Photo:Tabuchi Satoru

 2021年は富士スピードウェイで開幕戦を迎えた全日本スーパーフォーミュラ選手権と全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権。そこに参戦するB-Max RACINGを応援する「B-Max GLORY Girls」に注目が集まっている。

 レースクイーンは毎戦ローテションで代わり、現役トップレースクイーンとレジェンドレースクイーンがコンビを組んで登場し、チームを盛り上げるプロジェクトを今シーズン採用している。

 開幕戦は、日本レースクイーン大賞グランプリの獲得経験を持ち、トップレースクイーンとして活躍する林紗久羅さん。

 そしてコンビを組むレジェンドレースクイーンがレースクイーンから、AS-webナビゲーター、さらにチームのマネージャーも務めるなど、モータスポーツ界でマルチに活躍し、今でも多くのファンから愛される桃原美奈さんだ。

2021 B-Max GLORY Girls/桃原美奈

2021 B-Max GLORY Girls/桃原美奈

 桃原さんは2011年で年間を通してのレースクイーン活動を卒業。その後、東京オートサロンのイメージガール「A-class」のメンバーとなり、AS-webナビゲーター(2012年~2015年)の間に、スーパーフォーミュラに参戦するDrago CORSEのレースクイーンも1戦だけ務めた。

 2015年からは、名誉終身オートスポーツwebナビゲーターを就任。また、名門セルモのマネージャーとして裏方に徹する仕事をメインにやっていたが、自身の家庭の事情や体調面も考慮し、こちらも2020年いっぱいで卒業することとなった。

 そして、2021年。「B-Max GLORY Girls」としてシリーズ全戦ではないものの、再びレースクイーンという立場でサーキットに帰ってきた。

「家庭の事情だったり体調面で、2021年に関しては年間契約のお仕事ができなくなったので、セルモも卒業しました。その中で、今年はどうしていこうかとマネージャーと話していた時に、モータースポーツ界で今しかできないこと、また自分にできることをやりたいなと話していました。そこで『こういったものがあるよ!』とB-Max Glory Girlsのお話をいただきました」

「マネージャー時代にも、彼女を見て『マネージャーになりたいです!』って言ってくれた女の子も多くて嬉しかったです。また、こうしてサーキットやモータースポーツを盛り上げるひとつのきっかけになれば、話題になるといいなと思い、この活動をすることを決めました」

 コスチュームを着て、サーキットで立つのは約7年ぶり。もちろん、レースクイーンとして現場に来る以上、事前の準備は念入りに行ったという。

「今回、復帰するにあたって……私はけっこう短期追い込み型なので、2カ月で6.5kg落としました。本当はもう少し落としたかったんですけど、そこは足りませんでしたね。でも、今のレースクイーンはどんなメイクをしているのか気になって、昨年のギャルオンの動画とかも見て、勉強しました」

 そう語った桃原さん。彼女が現役として活躍していた10年前と比べると、レースクイーンのコスチュームも大きく変わったという。

「コスチュームは結構可愛くなったなという印象です。以前は、スタンダードなコスチュームが多かったんですけど、今はフリフリがついていたり、帽子やグローブもありますよね。以前はピアスとかネックレスも自分たちで用意していたものが、今では“コスチューム”としてそれらも支給される形にもなっています」

「そういう意味では、だいぶ変わったなと思いますね。コスチュームの質というか、レベルは、どんどん上がっていっていますね」

「マネージャーをやっていた時は、その業務でいっぱいいっぱいだったので、そこまで細かく見られなかったですけど……逆に母心というか『うちの子たちが一番可愛い!』と思っていました」

「やっぱりセルモは名門チームですし、ZENTsweetiesというユニットもすごく歴史があります。逆に私もRQをしていた時に、ZENTsweetiesが憧れだったので、違った形ですけど、一緒にお仕事することができて、嬉しかったです」

 また、桃原さんは、生粋のモータースポーツ好きとしても知られている。オートスポーツwebナビゲーター時代も積極的に各チームやドライバーに取材に回っていたほか、仕事がない時でも、プライベートでサーキットに観戦に来るほどだった。

 特にフォーミュラーカーのレースに魅力を感じる部分があるという。

「もともと“ハコ”より“フォーミュラ”が好きだったんですよね。エンジンは2社ありますけど、同じシャシーを使って、同じタイヤで、なんか『男同士の戦い』が見られるなと思うところがあります」

「タイム差もすごい拮抗していますし、ドキドキハラハラがすごいんですよね。自分自身がマネージャーをやらせていただいていた時も、チャンピオンがかかった2016年も予選Q3はお腹痛くて、トイレにいたりするくらい……」

「それくらい緊張感がすごいんですが、それがスーパーフォーミュラの魅力でもあるのかなと思います。戦略とかピットストップとかもシビアで、いろんな失敗や成功があるので、そこも見ていて面白いですね」

「もちろん、スーパーGTにはスーパーGTの良さがありますけど、フォーミュラはサクセスウエイトもないですし、男同士の負けられない戦いという部分が強いのが魅力ですね」

 モータースポーツに対する熱は今でも変わっておらず、レースの話になると、特に目を輝かせながら熱く語っていたのが、印象的だった。

 そんな桃原さんだが、今年は全戦ではないものの、スーパーフォーミュラ、スーパーフォーミュラ・ライツのレースクイーンとしてサーキットに登場する機会があるようだ。それがどの大会になるかはまだ決まっていないが、この活動をとそして、ひとりでも多くの人にフォーミュラのレースに興味を持って欲しいと語った。

「確定ではないんですけど、もう1戦どこかでサーキットにやってくる可能性があります。SFとSFLは私もずっと見てきたカテゴリーですので、まだ見たことがない人に、魅力を伝えられるように頑張りたいと思います!」

 開幕戦の富士でも、ピットビューイングでは、桃原さん&林さんのコンビの前に、多くのファンが訪れていた。今は、コロナ禍でファンの観戦環境にも様々な制限があるが、次回もサーキットを盛り上げる“起爆剤”となってくれそうだ。

2021/04/04  

ファンとチームの架け橋に……RQ歴10年目の林紗久羅が“大切にしていること”

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 今シーズン、サーキットに登場するレースクイーンに迫る「RQインタビュー」。第1回はトップレースクイーンとして活躍する林紗久羅チャンが登場! 彼女が大切にしているレースクイーン活動のやりがいとは?

RQインタビュー 2021 Vol.1 林 紗久羅

Text:Yoshita Tomohiro
photo:Tabuchi Satoru
 
 
 3月のスーパー耐久シリーズを皮切りに、2021年の国内モータースポーツが幕を開け、同時にレースクイーンたちにとっても、新シーズンのスタートを切ることとなった。

 昨年は新型コロナウイルスの影響により、レースクイーンのサーキット入場に制限がかかる場面もあったが、今年はどのカテゴリーでも開幕戦から彼女たちの姿がみられそうだ。

 その中で、今年もスーパー耐久開幕戦から元気な姿で登場したのが、2021 D’station フレッシュエンジェルズでイメージガールとしてスーパー耐久を盛り上げる林紗久羅さん。

 2012年にレースクイーンデビューを果たし、国内トップカテゴリーで活躍。日本レースクイーン大賞2018のグランプリにも輝くなど、現在日本のモータースポーツ界を代表するトップレースクイーンのひとりだ。

2021 D'stationフレッシュエンジェルズ/林紗久羅

2021 D’stationフレッシュエンジェルズ/林紗久羅

「最初のころは“連れていかれている”という感覚でした。もちろん、自分でやりたいと思ってやらせてもらったお仕事ですけど、分からないことだらけでしたし、要領とかも何も分からなくて、本当に“連れていかれている”という感覚でした」とデビュー当時を振り返る林さん。

「今まではチームが何となく好きだから応援したいとか、速いから、カッコいいからという(漠然とした)気持ちで応援していたのが、4年、5年とやっていくうちに各メーカーとかまわりのチームのことも見えてきて、ルールも少しずつ分かるようになってきてから、レースの見方もそうですし、自分のやるべきことも見えるようになってきましたね」

「また日本レースクイーン大賞にもエントリーするようになってから、そっちにも熱を入れるようになって、ファンの人も増え始めてました。そうしていく中で、自分の中でどんどん目標とかやることが、どんどん増えていきました。だから、年々楽しくなっています!」

 現在ではD’stationフレッシュエンジェルズのリーダーとして、スーパー耐久ではチームの応援だけでなく、シリーズ全体のイメージガールも務める林さん。通常のレースクイーンとは異なる部分も多く、それもやりがいとして前向きに捉えている。

「シリーズのイメージガールは、通常のレースクイーンとは全然違います。スーパー耐久の公式サイトに私たちの大きなバナーがありますし、イメージソングもあって、サーキット中に私たちの歌やPVが流れたりするんですよね」

「それを見るだけで、レースクイーンの枠を超えて、アイドルとして活動させてもらっているんだなと感じています。やっぱり注目度も全然違うぶん、見られているという意識もかなり違います」

「スタート進行でカウントダウンする時も、昨年はコロナ禍でできなかったですが、マイクを持ってPRをしたりとか、ステージがあればレースクイーンステージのMCもやったりします」

「とにかく休む暇がないくらい忙しいんですが、それがやりがいでもあるし、ファンの人も応援しがいがあるというか、それがすごく私はいいなと思って、イメージガールとしての役割をまっとうさせてもらえているなと思って楽しんでいます」

 そんな林さんは、同ユニットでの活動も5年目に突入する。

2021 D'stationフレッシュエンジェルズ/林紗久羅

2021 D’stationフレッシュエンジェルズ/林紗久羅


2021 D'stationフレッシュエンジェルズ/林紗久羅

2021 D’stationフレッシュエンジェルズ/林紗久羅

「やっぱりファンの皆さんとの向き合い方ですね。ファンの皆さんに応援してもらえる=チームをもっと盛り上げることにもつながります。そこがレースクイーンとしての大事なお仕事のひとつだと思うので、そこで、どうやって新鮮な気持ちで、みんなに見てもらえるか、応援してもらえるかというのを常に考えています」

 常にファンやチームのことを優先に考えて行動しているのが印象的な林さん。特にコロナ禍になる前は、撮影やサイン会の際には、可能な限りのファンに接することができるようにと配慮をしている。

 一方でグリッドになると、チームへのサポートへも欠かさない。今回のスーパー耐久開幕戦では、大雨となった決勝レース前のグリッドでも、コックピット内で準備を進める星野敏選手に雨がかからないようにと、真剣な表情で傘をさしている姿も印象的だった。

 そんな彼女の姿に魅了をされて、林さんをきっかけにモータースポーツに興味を持ち、サーキットにも来るようになったファンも少なくないとのこと。そういった報告を聞くと、モチベーションはさらに上がるようだ。

「例えば動画配信のイベントとかで私のことを知ってくれて、ファンになってくれた人が、サーキットにも来てくれると嬉しいですね」

「最初は私だけのことを追いかけてくれていたんですけど、『D’stationのことも応援したくなった』『D’stationのクルマがかっこよくて、写真いっぱい撮ったよ!』って言って送ってくれるとか……。」

「私たちの役割が、そこなんです。ファンとチームの架け橋になること。私を通してD’staiton Racingを応援してくれるようなった人が、年々開幕するたびに増えていくのを見ると、いちばん嬉しいですし、私のやりがいにもなります!

“自分がファンとチームの架け橋になる”。これまでのレースクイーン経験の中から得られたことを常に活かしている林さんだが、10年目だからといって気を抜くことなく、2021シーズンの最初の活動機会となるスーパー耐久の開幕戦で、改めて気を引き締めている様子だった。

 今シーズンはスーパー耐久以外のレースでも活躍し、スーパーGTではリアライズガールズとして、スーパーフォーミュラ/スーパーフォーミュラ・ライツではB-Max Glory Galsとして活動している。

 今やトップレースクイーンとして、ファンのみならず、他のレースクイーンからも注目を集める林さん。10年目を迎えた今年も、新しいことにチャレンジしようとしている積極的な姿から、目が離せない。

■スーパー耐久シリーズ2021開幕戦レースクイーンカタログ
https://www.galsparadise.com/news/20210325-2